診療内容

問診

 神経科、心療内科の診療においてまず行われるのは、問診です。 神経科における問診は、単に症状や状態についてお聞きするだけではないことがあります。
たとえば、症状に関係していると思われるような場合に、現在の生活環境や家族の状況、周囲の人間関係、時として生活史や 生育歴などにまで踏み込んでお聞きする場合があります。なぜなら、正確な診断と有効な治療に、それらの情報がなによりも大切な場合があるからです。従って、初診時には詳しい問診が必要なため一般の内科に比べてかなり時間がかかるかもしれません。

といっても、話したくないことを「無理矢理」話す必要は、全くありません。話したくないことは話さなくて構わないのです。
いつか、話したい時がきたら、少しずつ、時間をかけて、お話しいただければ、それで結構です。
また以上のことから、当然のことですが、本人の許可なしにこれらの内容はいっさい外には出ません。
守秘義務について>の項を併せてご覧下さい。

診断の確定と治療について

 診断が決まった後、神経科、心療内科の治療では、精神療法と薬物療法を併用して行います。判りやすく言えば、前者は主に病気の原因となるような因子を取り除くことに有効に働き、後者は現在の辛い症状を取り除くことに有効に働くと考えていただいていいでしょう。
 精神療法(精神分析的精神療法)とは、精神的心理的な病的状態にある患者さんに対して心理カウンセリングを実施するものです。自分自身を知り、自分の周囲の環境や人間関係が現在の症状とどのように関わっているのかを知ることにより、その病気の原因を探ったり、対処法を見つける作業です。 精神療法は、効果が出るまでに時間がかかりますが、「真の自由」や「自己実現」を求めるとき、欠かすことができないものだと思います。
 ほとんどの場合は、カウンセリングも含め保険で充分対応できますが、時間を要するカウンセリングを希望される方については、自費によるカウンセリングもお受けしています。

薬について

 問診の結果、必要と判断された場合にはお薬を処方いたします。お薬に関して、「強い薬を使うのではないか」、「癖になってしまうのでは」といった心配や恐怖感を持たれるのは当然のことでしょう。当院では、お薬の説明を積極的に実施しており、副作用についてもできるかぎり御説明し充分理解をしていただいた上で服用していただくようにしています。なぜこのお薬が必要なのか、どういう症状に効くのか、理解した上で利用していただくことが治療上も非常に重要なことだからです。
 たとえば、精神安定剤や抗うつ剤、睡眠導入剤などが用いられますが、ごく一部の薬を除けば依存性について心配される必要はありません。処方されたお薬に疑問や不明な点があれば、気兼ねせず積極的にお尋ね下さい。歓迎します。